「乾燥してパサパサの髪が気になる」
「乾燥する季節にヘアケアしないとどうなる?」
「乾燥する季節のヘアケア方法が知りたい」
夏の過酷な暑さに耐えてきた髪も、秋になると疲れがでてきます。
空気が乾燥してくる秋には、肌だけでなくパサパサした髪も気になってきませんか?
本記事では、乾燥する季節に男性の髪を守る5つのヘアケア方法をまとめました。
パサパサと乾燥した髪には、肌と同じように保湿ケアが必要です。
今日からできる保湿ケアをはじめて、ツヤのある髪を手に入れましょう。
乾燥する季節は保湿ケアがポイント
秋・冬の乾燥する季節は、スキンケアだけでなくヘアケアも必要です。
特に秋は、夏に強い紫外線を受けてきたことで、髪へのダメージが蓄積しています。
空気が乾燥してくる秋に髪のパサパサが気になりだしたら、髪の保湿ケアのサインだと思ってください。
乾燥する季節にヘアケアをしないと起こること
秋に起こりやすい男性の髪トラブルを以下に紹介します。
- くせ毛の人
- 剛毛の人
- 髪のボリュームが多い人
- 抜け毛が気になる人
上記の4つのパターンで見ていきます。
くせ毛の人:くせがひどくなる
雨の日や湿度の高い季節にくせがひどくなるので、くせ毛の大敵は湿度だと思われるかもしれません。
たしかに湿気も原因の一つですが、根本的な原因としては髪内部の「乾燥」です。
くせ毛は、髪内部の水分量の偏りにより生じるので髪にうるおいがあれば、ひどくなりません。
髪の構造は、中心にあるメデュラ(ない場合もある)、約85%を占めるコルテックス、表面を保護する"うろこ状"のキューティクルの3層からなります。
髪の大部分を占めるコルテックス内の水分量を均一にできるかどうかが、くせ毛改善のカギです。
くせ毛に悩んでいたら、髪内部の水分量をバランスよく保つために保湿ケアを行いましょう。
※こちらの記事も要チェック
「くせ毛に悩むメンズ必見!効果的なヘアケア完全ガイド」
剛毛の人:ゴワゴワがひどくなる
剛毛の人が乾燥する秋にヘアケアを怠ると、髪のゴワゴワやモサつきがひどくなります。
遺伝的な要因が大きい剛毛ですが、髪にうるおいをもたせることでセットのしやすさが圧倒的に変わります。
多くの日本人の髪は、約5〜10枚のキューティクルが"うろこ状"に重なるようにしてできています。
剛毛は、生まれながらにキューティクルが厚く詰まっている状態を指します。
乾燥によって、剛毛特有の詰まったキューティクルが開いてしまうのが、ゴワゴワやモサつきの原因になります。
そのため、剛毛に悩む人にも保湿ケアが重要です。
※こちらの記事も要チェック
「髪のボリュームを抑えるメンズのためのヘアケア術」
髪のボリュームが多い人:横に広がる
髪のボリュームが多い人が乾燥する秋にヘアケアをサボると、髪が横に広がってしまいスタイリングが難しくなります。
髪のボリュームを抑えるためにここでも、乾燥対策がポイントです。
髪内部に十分なうるおいがあれば、乾燥が原因で髪にボリュームが出ることはありません。
髪が横に広がってしまうことに悩んでいる場合も、髪の保湿ケアに力を入れましょう。
★こちらの記事も要チェック
「広がる髪・パサつく髪を抑えるための効果的なヘアケア方法」
抜け毛が気になる人:秋が過ぎても抜け毛が多くなる
抜け毛が気になる人が乾燥する秋にヘアケアの手を抜くと、抜け毛が多くなってしまいます。
秋に抜け毛が多くなる要因は4つあります。
- 秋と春が人間の換毛期
- 夏に受けたダメージが現れる時期
- 気温の低下と乾燥による血行不良
- 気圧変化によるホルモンバランスの乱れ
1日に50〜100本の抜け毛が普通ですが、秋は200〜300本以上に増えます。
秋の抜け毛が体感で2〜3倍増える程度であれば正常範囲内です。
しかし、あまりにも多かったり、秋を過ぎても抜け毛が減らないときは、異常があると判断します。
なお、換毛期の抜け毛は通常1〜2ヶ月程度で落ち着きます。
乾燥する秋の抜け毛対策は、大きく3つです。
- 髪や頭皮の保湿ケアを行う
- 運動やマッサージで血行を良くする
- 肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質を意識して摂る
自分でコントロールできる抜け毛は、上記の3つのケアで減らせます。
今日から始められるケアで、無駄な抜け毛をなくしましょう。
乾燥する季節の保湿ケア方法
秋の乾燥から髪を守るため、具体的な保湿ケアを5つご紹介します。
- アミノ酸系のシャンプー・トリートメントを使う
- ヘアオイルやヘアミルクで保湿する
- ドライヤーでしっかり乾かす
- 栄養バランスの取れた食事をする
- 水分補給を意識する
順に解説していきます。
1. アミノ酸系のシャンプー・トリートメントを使う
乾燥から髪を守りたい時は、アミノ酸系のシャンプー・トリートメントを使いましょう。
アミノ酸系のシャンプーは洗浄成分が強すぎず、髪や頭皮をやさしく洗い上げられます。
アミノ酸系シャンプーの見分け方は、ボトルに記載された成分表を確認しましょう。
「ココイル…」「ラウロイル…」が含まれていれば、アミノ酸系のシャンプーだと判断できます。
乾燥した髪の保湿に効果的なアミノ酸系ですが、ワックスなどのスタイリング剤を使っている場合に汚れを落としきれないというデメリットがあります。
そのため、スタイリング剤をしっかりつけた日は2度洗いをおすすめします。
なお、乾燥が気になる髪へのトリートメントは、毎日行うのが効果的です。
2. ヘアオイルやヘアミルクで保湿する
乾燥した髪への保湿は、ヘアオイルやヘアミルクを使いましょう。
ヘアオイルとヘアミルクは、保湿の仕方が異なります。
ヘアオイルは、髪の表面にあるキューティクルをコーティングして保湿します。
つや感となめらかな仕上がりが特徴です。
ヘアミルクは、髪内部へ水分と油分を補うことで保湿します。
ふわっと軽く、サラっとした仕上がりになります。
また、ヘアオイルとヘアミルクは保湿へのアプローチが違うので、乾燥がひどい場合は併用することでより効果を実感できます。
使う順番は、ヘアオイルの後にヘアミルクです。
ヘアオイルとヘアミルクの選び方は、髪質や仕上がりで決めます。
- ヘアオイル:硬い髪、太い髪、広がりやすい髪
- ヘアミルク:軟毛、細い髪、ぺたんこになりやすい髪
もし、軟毛でつや感がほしい場合は、軽いテクスチャーのヘアオイルを根元を避けて使いましょう。
3. ドライヤーでしっかり乾かす
髪の乾燥を防ぐためには、ドライヤーでしっかり乾かすことも重要です。
髪は、濡れている時が一番ダメージを受けやすくなります。
髪内部を守るキューティクルが、濡れている時には開いて無防備な状態です。
自然乾燥が習慣化してしまっていると、髪の乾燥を悪化させてしまいます。
また、ドライヤーを使わないと頭皮に雑菌が繁殖し、匂いや抜け毛を引き起こします。
濡れた髪はドライヤーでしっかり乾かしましょう。
4. 栄養バランスの取れた食事をする
髪の乾燥の改善には、食事に気を遣うことも効果的です。
食事から得る栄養により、状態が左右されます。
特に髪の構造の大部分を占めるコルテックスは、ケラチンというタンパク質でできています。
そのため、良質なタンパク質を意識して取ることが重要です。
タンパク質の他にも、乾燥した髪の改善に効果的な栄養素を下記記事にて紹介していますので参考にしてみてください。
【髪に必要なタンパク質とは?健康な髪を育てるための完全ガイド】
5. 水分補給を意識する
乾燥する髪へのケアとして、水分補給も意識して行いましょう。
日差しの強い夏と異なり、寒さを感じるようになると飲み物の量が減ってきます。
健康的な成人男性の1日に必要な水分量は、体重1kgにつき35mlです。
70kgの男性であれば、1日2.45Lです。
食事からの水分があるとはいえ、意識して摂取しないと水分不足になりやすいので気を付けましょう。
まとめ
秋の気配が感じられるようになり空気が乾燥してくると、髪のパサつきも気になってきます。
パサついた髪はセットがしにくいだけでなく、清潔感にも欠けてしまいます。
秋に髪の保湿ケアを行うことで、髪の悩みが解決します。
ぜひ実践し、つやとうるおいのある髪を手に入れましょう。