パサついて広がってしまう髪のセットには時間がかかります。
朝の忙しい時間帯にスタイリングの時間を短縮できたらと思いませんか?
この記事では、広がる髪・パサつく髪を抑えるための効果的なヘアケア方法をまとめました。
パサつきや広がりが気になる髪を改善するためには、原因を知ることから始めます。
自宅でできる具体的なヘアケア方法を紹介していますので、参考にしてみてください。
髪の広がり・パサつきの原因
広がる髪・パサつく髪の原因は以下のように大きく3つあります。
- 髪質
- 生えグセ
- ダメージ・乾燥
広がる髪・パサつく髪を引き起こす「髪質」や「生えグセ」は、遺伝などの先天的原因です。
また、ダメージや乾燥といった環境による後天的な原因もあります。
原因①髪質
髪質には、遺伝的な要素が強く現れます。
そのため、小さい頃から髪が広がりやすく悩まれている方も少なくありません。
長年悩まれていると半ば諦めてしまっているかもしれませんが、毎日のヘアケア習慣を身につけることで変わる可能性もあります。
原因②生えグセ
髪の広がりには、生えグセも大きく関係しています。
髪質と同じように遺伝、もしくは生まれながらの髪の個性です。
自分の生えグセとの付き合い方を見つけた方も、セット自体を放棄した方もいると思います。
しかし、生えグセにより起こる髪の広がりも、ヘアケアによって扱いやすくなることがあります。
原因③ダメージ・乾燥
広がる髪やパサつきを感じる髪の原因には、ダメージや乾燥もあります。
髪内部を保護するキューティクルが、何らかの影響で剥がれてしまったり開いてしまったりするとダメージや乾燥が起こります。
キューティクルへの悪影響には、以下の6つが挙げられます。
- 紫外線
- 摩擦
- 熱
- カラーやパーマの薬剤
- 頭皮のコリ
- 生活習慣
紫外線からのダメージや乾燥から髪を守るために、帽子をかぶるといった対策もヘアケアの一環です。
ダメージや乾燥からくる髪の広がりやパサつきは特に効果が感じられやすいので、より習慣化しやすいはずです。
広がる髪・パサつく髪のケアパターンは3つ
広がる髪・パサつく髪のヘアケア方法は、3つあります。
- プロに任せる
- 自分でケアして改善する
- スタイリングで直す
それぞれメリット・デメリットをまとめました。
自分に合ったケアから始めていきましょう。
プロに任せる
広がる髪・パサつく髪は、プロの施術によりトリートメントでパサつきを改善したり、広がりを感じる前にカットしてもらったりします。
これが一番楽なヘアケア方法です。
その反面、費用がかかる点と、予約の手間や施術時間を確保しなければならない点がデメリットとして挙げられます。
費用が気になる場合は、次の自分でケアする方法を取り入れてみましょう。
自分でケアして改善する
広がる髪・パサつく髪の改善のために、自分でケアする方法もあります。
髪や頭皮も体の一部なので、スキンケアのように毎日の習慣として取り入れると効果的です。
ケアのポイントは、「保湿」です。
保湿力の高いシャンプー・トリートメントに変更する、髪内部の水分を逃さないための保湿アイテムを使う、などできることから始めましょう。
スタイリングで直す
広がる髪やパサつく髪のケアで手軽に始められるのが、スタイリングです。
スタイリング剤があれば良いので、すでに取り入れられている方も多いかと思います。
スタイリング時の、ドライヤーの使い方にもコツがあります。
髪の広がりを抑えるために、根元からドライヤーを当てましょう。
特にサイドは広がりやすいので、手で抑えながら乾かします。
また、サイドのボリュームが気になる場合は、後頭部の髪に下から温風を当てることでバランスを取る方法もあります。
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広がる髪・パサつく髪を自分でケアする方法
広がる髪・パサつく髪を自分でケアする4つの方法をまとめました。
- アミノ酸系のシャンプー・トリートメントを使う
- ヘアオイルかヘアミルクで保湿する
- ドライヤーでしっかり乾かす
- 睡眠・食事・運動を改善する
詳しく解説していきます。
アミノ酸系のシャンプー・トリートメントを使う
髪の広がりやパサつきを感じるときは、アミノ酸系シャンプー・トリートメントを使います。
シャンプーは大きく分けて「アルコール系」「アミノ酸系」「石けん系」「ノンシリコン系」の4つありますが、アミノ酸系は肌と同じ弱酸性なので、髪や頭皮にやさしいのが特徴です。
ただし、洗浄力は強くないので、ワックスなどのスタイリング剤をつけているときは2度洗いをする必要があります。
1度目は髪表面のスタイリングを落とす目的で、2度目は頭皮の汚れを落とす目的で行います。
なお、アミノ酸系のシャンプー・トリートメントの見分け方は、成分表に「ココイル…」「ラウロイル…」の表示があるかどうかで判断してください。
ヘアオイルかヘアミルクで保湿する
広がる髪やパサつく髪には、ヘアオイルやヘアミルクでの保湿も効果的です。
どちらも保湿が得意なヘアケアアイテムですが、髪質や仕上がりで選びます。
ヘアオイルとヘアミルクの違いは以下の通りです。
|
ヘアオイル |
ヘアミルク |
効果 |
表面をコーティングして保湿する |
水分と油分を補給して保湿する |
髪質 |
硬い髪、太い髪、広がりやすい髪 |
軟毛、細い髪、ぺたんこになりやすい髪 |
仕上がり |
つや感が出る、なめらか |
ふわっとする、サラっとしている |
ヘアオイルとヘアミルクは、髪の保湿へのアプローチが異なるので併用もおすすめです。
ダメージや乾燥がひどい場合は、ヘアオイルでのコーティングと、ヘアミルクでの水分・油分補給でより積極的にケアしていきましょう。
使う順番は、ヘアオイルを馴染ませた後にヘアミルクです。
使用上の注意点は、基本的にヘアオイルもヘアミルクも髪の根元にはつけないことです。
根元につけてしまうと、ベタつきや毛穴詰まりの原因になるので気を付けましょう。
ドライヤーでしっかり乾かす
キューティクルは、髪内部を保護し、水分や油分を逃さない役割がありますが、濡れている状態が最もダメージを受けやすくなっています。
そのため、濡れた髪はドライヤーでしっかり乾かしましょう。
自然乾燥ですぐ乾くからとドライヤーを使わずに乾かしていると、キューティクルが閉じ切らずに髪内部の水分を蒸発させてしまいます。
また、頭皮の湿った状態を長時間続けると雑菌が繁殖し、匂いや抜け毛の原因になります。
髪の広がりやパサつき対策だけでなく、匂いや抜け毛予防のためにもドライヤーを使いましょう。
睡眠・食事・運動を改善する
髪の広がりやパサつきは、睡眠・食事・運動の改善でも効果が得られます。
髪や頭皮は体の一部であり、髪の主成分はタンパク質です。
そのため、肉・魚・大豆食品などのタンパク質が不足しないような食事をしましょう。
また、ストレスや運動不足は血行を悪くし、頭皮の状態が悪化し丈夫な髪を育てられません。
そのため、十分な睡眠時間や適度な運動習慣も重要です。
【髪に必要なタンパク質とは?健康な髪を育てるための完全ガイド】
まとめ
髪の広がりやパサつきに悩んでいるのは、あなただけではありません。
しかし、日ごろからヘアケアを行っている人は少ないのが現状です。
広がる髪やパサつく髪は、先天的なものでも後天的なものでも、ヘアケアによって改善できます。
効果的なヘアケアを行い、髪の悩みをなくしていきましょう。