髪が濡れたまま寝るのはNG!注意点や正しい乾かし方を解説

髪が濡れたまま寝るのはNG!注意点や正しい乾かし方を解説

目次

1. 髪が濡れたまま寝るのはなぜNG?

濡れた髪で寝ることが良くない理由を理解するには、まず髪の構造と濡れた状態が髪にどのように影響するかを知る必要があります。ここでは、髪が濡れたまま寝ることによる主な影響を3つ解説します。

髪が傷みやすくなる

髪はタンパク質からできており、水素結合という結びつきによって髪の形状や強度が保たれています。しかし、髪が濡れると水素結合が切れてしまい、髪の強度が低下します。濡れた状態の髪は乾いた髪に比べて約30~40%も強度が落ち、非常に繊細で傷みやすい状態になるのです。

濡れたままで寝てしまうと、寝返りなどによって枕や布団に髪がこすれ、髪の繊維がダメージを受けます。これが続くと、枝毛や切れ毛、カラーリングの退色が進んでしまうこともあります。

頭皮トラブルの原因になる

頭皮が湿っていると、細菌が繁殖しやすくなります。濡れたまま放置すると、頭皮の常在菌のバランスが崩れる可能性があります。これにより、かゆみやフケ、さらには頭皮の臭いの原因にもなります。

寝ぐせがつきやすくなる

濡れた髪が自然に乾く過程で、髪の形状が固定されてしまいます。この際、枕に押し付けられたり、寝返りを打つことで、髪の形が不規則に固まってしまい、翌朝に頑固な寝ぐせとして現れます。寝ぐせを直すためには、一度髪を濡らして再び乾かす必要があるため、朝の時間が余計にかかってしまいます。

2. 髪を乾かさずに寝ることがもたらす長期的な影響

髪質の劣化

繰り返し髪がダメージを受けることで、髪の表面を覆うキューティクルが剥がれ、髪が乾燥しやすくなります。キューティクルが損傷すると、髪の内部にあるタンパク質や水分が外部に漏れやすくなり、髪がパサついたり、ツヤが失われてしまいます。

頭皮の健康悪化

頭皮環境が悪化すると、炎症やかゆみ、さらに毛根への影響で髪の成長が阻害されることがあります。長期間にわたって頭皮のケアを怠ると、将来的には薄毛や抜け毛の原因になる可能性も高まります。

3. 正しい髪の乾かし方

髪を乾かすことは、ダメージを防ぐためだけでなく、美しい髪を保つためにも重要です。ここでは、髪を乾かす際の基本的な手順とポイントを解説します。

1.タオルドライ

髪を乾かす前に、まずはタオルドライをしっかり行いましょう。髪が濡れたままドライヤーをかけると、ドライヤーの熱によるダメージが大きくなります。以下のポイントに気をつけながらタオルドライを行ってください。

  • 髪をゴシゴシこすらず、タオルで軽く押さえるようにして水分を取る
  • タオルドライ後、髪が約80%乾いた状態になるまでしっかり水分を取り除く

2.根元から乾かす

ドライヤーで髪を乾かす際は、根元から乾かすことが基本です。髪の毛の根元は頭皮に近く、湿気がこもりやすい部分です。ここをしっかり乾かすことで、頭皮環境を整え、髪の毛全体を速く乾かすことができます。

3.毛先を低温で乾かす

髪の毛先は特に傷みやすいため、乾かす際には低温モードを使用するか、ドライヤーを髪からなるべく離して乾かしましょう。また、毛先を乾かす際には一方向に風を当てるのではなく、髪全体に風を分散させることがポイントです。

冷風で仕上げる

最後に、ドライヤーの冷風モードで髪全体を冷やすことで、キューティクルが引き締まり、髪にツヤが生まれます。冷風を使うことで、髪の形状が整い、ヘアスタイルが崩れにくくなります。

4. 髪を乾かす際に便利なアイテム

髪を早く乾かしたい方や、ドライヤーによるダメージを最小限に抑えたい方のために、いくつか便利なアイテムを紹介します。

ヘアオイルやトリートメント

ヘアオイルや洗い流さないトリートメントを使うことで、髪の摩擦を軽減し、乾かす際の指通りが滑らかになります。また、髪質に合った製品を使用することで、乾燥を防ぎ、ツヤのある仕上がりを実現できます。

剛毛でお悩みの方はヘアオイル「碧モイストオイル」をお試しください。碧は剛毛での髪悩みを抱えていた開発者が自らの経験から生み出したヘアオイルで、剛毛に負けないしっとりとした重さを追求しました。

速乾性タオル

吸水性が高い速乾タオルを使用することで、タオルドライの時間を短縮し、髪を早く乾かすことが可能です。特に髪の長い方は、ドライヤーの使用時間が短くなり、髪や頭皮への負担が大きく軽減します。

5. ヘアドライヤーの選び方

髪を健康的に保ちながら乾かすためには、ドライヤー選びも重要です。ここでは、ドライヤーを選ぶ際に注目すべきポイントをいくつか詳しく解説します。

風量の強さで時間短縮

風量が強いドライヤーを選ぶことで、乾燥時間を大幅に短縮できます。目安としては、1.5㎥/分以上の風量があると、効率的に髪を乾かすことができます。

温度調節機能で熱ダメージを抑える

温風と冷風を切り替えられるドライヤーを選ぶことで、髪に負担をかけることなく乾かすことができます。冷風モードで仕上げることで、髪のキューティクルを引き締め、ツヤを出すことができます。

イオン機能で髪のツヤと潤いを保つ

イオン機能は、髪の水分を保持しながら乾かすことで、髪の潤いを保ち、パサつきを防ぐ効果があります。マイナスイオンドライヤーは、髪に発生する静電気を抑え、しっとりとした仕上がりにすることができます。

軽量で使いやすいデザイン

軽量なドライヤーを選ぶことで、長時間使っても疲れにくく、快適に使用できます。500g以下の軽量モデルであれば、特に髪の長い方や、毎日の使用で負担を感じやすい方におすすめです。

6. まとめ

髪が濡れたまま寝ることは、髪のダメージや頭皮トラブルの原因となるため、健康的な髪と頭皮を保つためには、しっかりと髪を乾かすことが重要です。濡れたままの髪がもたらすリスクを理解し、適切な方法で髪をケアすることで、美しい髪を維持しましょう。

正しい髪の乾かし方を習慣化し、便利なアイテムを取り入れることで、ドライタイムを快適にしつつ、健やかな髪と頭皮を守ることができます。毎日のヘアケアを見直し、美しい髪を手に入れましょう。

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